今回お話を伺った方

製造企画部 部長 兼
経営管理部 部長
佐々木 様
導入した商材
フリックスDXアカデミー
平岡工業株式会社は、1937年の創業以来、自動車・産業向けの精密ゴム成形用金型や大型金属加工を手がける「ものづくりサポートメーカー」です。
今回は、フリックスDXアカデミー(全4回)を受講された佐々木様に、受講のきっかけや講座での学び、受講後の社内の変化についてお聞きしました。
「どこから手を付ければいいのか」が見えなかった
- — 受講前は、どのような課題を抱えていましたか?
- 日々の業務は紙中心のやりとりでした。
そのため、経理・営業・製造など、それぞれの部署で「誰が何を知っているのか」が見えず、情報がうまく伝わらないことがよくありました。
部門ごとに困りごともバラバラで、その人にしか分からない業務も多かったと思います。 - — デジタル化については、どのようにお考えでしたか?
- デジタル化を進めれば解決できるとは考えていました。
ただ、「どこから手を付ければ一番効果が出るのか」が見えないことが大きな悩みでした。 - — フリックス DX アカデミーを受講した決め手を教えてください。
- 一番の決め手は、講師を広島工業大学名誉教授の濱﨑先生が務められていることでした。
一般的なIT知識を学ぶだけの講座とは違い、製造業の現場の泥臭い課題や動線を知り尽くした先生から直接学べます。
ここでなら、机上の空論ではなく、自社の製造・経理・営業の現場に即した実践的なDXの進め方が見えてくるはずだと考えました。
- 濱﨑先生=フリックス DX アカデミーの監修および講師を務める濱﨑利彦氏。
東洋電装グループのDX工場見学の対象でもあるスマート工場の立ち上げにも深く関わられた第一人者です。
- 濱﨑先生=フリックス DX アカデミーの監修および講師を務める濱﨑利彦氏。
自分と他人の「見えている景色」の違いに気づいた4回の講座
- — 講座ではどのようなことを学びましたか?
- 考え方を変えるところから、実際に手を動かして開発するところまで、一通り体験できる内容でした。
第1回では、受注生産や多品種少量生産など、製造方法によってDXの進め方が違うことを学びました。
「仕事の流れを見える化すること」と「計画(ロードマップ)を立てること」の大切さを実感し、自分たちでDXを進める土台ができたと思います。 - — 特に印象に残っていることはありますか?
- 第2回のワークショップです。
「自分に見えている景色」と「他の人に見えている景色」には違いがあることを、実際に体感しました。
このズレに気づくことがデータ活用の本質であり、「その人にしか分からない」状態を防ぐカギになると感じました。 - — 実際にアプリ開発も体験されたそうですね。
- はい。第3回では、専門的なプログラミング知識がなくてもアプリが作れる「Power Apps」を使いました。
情報の並べ方のルールや記録の残し方といった基本を学び、自分の手で実際に動くシステムを作り上げました。
この体験で、「開発は難しそう」という心の壁がなくなりました。 - — 最終回ではどのようなことに取り組みましたか?
- 「計画通りに進まないことを前提にした」計画の立て方を学びました。
受講者全員で「やること」と「やらないこと」を話し合って決め、プロジェクトの範囲をはっきりさせました。
状況が変わっても柔軟に対応できる心構えが身についたと思います。
受講者が主体となり、DXを続けられる会社へ
- — 受講後、社内ではどのような取り組みを進めていますか?
- 受講者を中心とした社内メンバーが主体となり、プロジェクト単位で取り組みを進めています。
まず、社内のコミュニケーション基盤をMicrosoft Teamsへ移行し、チャットや会議、スケジュール管理を一元化しました。
あわせて、社内文書の保管・共有にSharePointを活用し、必要な情報へアクセスしやすい環境を整えています。 - — AIの活用にも取り組まれているそうですね。
- Copilotを導入し、業務効率化に向けた取り組みを進めています。
現在は、社内に蓄積された情報や業務データを活用し、社員が必要な情報へ素早くアクセスできる環境づくりを進めています。
定型業務での情報確認やデータ活用の効率化も検証しており、業務負荷の軽減や生産性向上を目指しています。 - — 受講してよかったと感じる点を教えてください。
- 変化し続ける時代の中で、素早く柔軟に対応できるスキルとマインドを身につけることの大切さを、改めて実感しています。
受講者が中心となって意見出しや開発を進める中で、講座で学んだことが場面ごとに活きていると感じます。
改めて、受講して良かったと思っています。 - — 今後の展望をお聞かせください。
- 現場で蓄積されるさまざまな情報を活用し、業務効率化や人材育成につながる仕組みづくりを検討しています。
さらに、設備や在庫に関する情報管理のデジタル化も視野に入れ、現場業務のさらなる効率化と情報活用を進めていきたいと考えています。
平岡工業株式会社
平岡工業は、1937年に創業した金属・金型加工の会社です。
自動車・産業向けの精密ゴム成形用金型や大型金属加工で高い技術力を持ち、従業員数は約40名です。
培った技術を活かした自社アウトドアブランド「asobient」の展開や、タイの現地法人を活かしたグローバルなワンストップ体制など、伝統を守りながら新しい挑戦を続けています。